【きょうの名言】日本の組織の壁「馬鹿トップの壁」

 オリンパスが今月に入って2度目の社長交代を発表した。同社は医療分野では世界的な企業として評価が高く、業界からも良い評判を聞くことが多い。しかし、最近の醜聞はさすがに痛すぎる印象を抱く。 @sohbunshuさんがいつもながら、的確にツイートする。

 「老害のトップさえいなければ、本来オリンパスはとてもよい会社だ。内視鏡が中心とした医療機器事業はアジアを席巻し、大変な利益を上げている。社員と幹部の皆さんは直向きで頑張る。日本の組織はいつも同じ壁にぶつかる。『馬鹿トップの壁』」

 ソフトブレーン創業者・宋文洲氏は、日本企業の矛盾点をよく突いてくるが、これもまさにその通り。

 優秀な部下が自由に働けると言う意味で、トップは馬鹿でもいい、という考え方もある。ただ、ジャイラス社買収に絡むアドバイザーへの取引はさすがに不明瞭。トップのヘマと言われても仕方がない。

 オリンパスは10月14日のウッドフォード元社長解任から、評価はガタ落ち。株価は半分以下になっている。いまのところ騒動に終わりは見えない。

 今では、デイトレ銘柄として、流動性のない東京株式市場に貢献している。

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