防災科学技術研究所と国土地理院は、千葉県の房総半島沖で10月26日ごろから、プレート境界がゆっくり滑る「スロー地震」が観測されたと発表した。
同研究所によると、身体には感じない地震が、フィリピン海プレートと陸側プレートの境界がゆっくり滑り出すことで起きているのだという。
30年間観測した結果、前回は2007年8月に発生し、そこから4年2カ月後が経過しているが、発生間隔が従来のものよりも短かくなっているという。プレートの場所こそ違うものの、東日本大震災の影響があるのではないかとも見られている。