
ビル・アックマン氏(「big think」より)
ビリオネアになるプロセスで大切なことは決して学歴によるものではなく、行動にあるとしている。つまり、頭よりも精神に重きを置いているようだ。
投資行動で言うなら「人間とは、群れの動きに従って動く傾向がある。市場の変動に耐えられるだけの強い胃袋を持っていなければならない」とした。
株価が上昇し始めて、みんなが買いたいという時は売り時。しかし、他人と同じ動きをしてしまう。アックマン氏は「群衆と同じではいけない」と諭す。
そして、資金面においては「リスクを取ってもまだ快適である資金が口座にあるくらいでなければならない」とした。
どれも当たり前なのだが、実はほとんどの人はできない。投資とは、頭脳の戦いのみならず、それよりもメンタルの戦いの部分は大きい。これが弱いと大負けを食らってしまう。
ヘッジファンドマネージャーとしては、45歳という中堅に差しかかったアックマン氏。自身はハーバード大を卒業し、同ビジネススクールでMBAを取得した。学歴では米国最高峰だけに、頭よりもメンタルの大切さを説く点に説得力がある。