100億円遊び倒したティッシュ王子の失敗

家庭が原因でカジノにのめり込んだ?


井川邸(東京・広尾)
 約440平方メートルの敷地に建つ延べ床面積800平方メートルの豪邸。地元の不動産業者によれば、6億円程度ではないかという。権利は父で顧問だった高雄氏が半分、そして井川氏の妻が4分の1。残りを井川氏が所有していたが今年7月に子息に権利を移転させている。当初は東京・永田町のマンションに住んでいるとも言われたが、そこにも住んでいる気配がない。

 ただ、カジノの事は銀座でも親しい人にしか話をしていなかったようだ。触れられたくない何かがあったのだろうか。銀座では「気風のいい男」と評判だった井川氏のこと、マカオでも気風が良かったであろうことは推測できる。大王製紙が特別調査委員会の調べで、総額106億円を連結子会社から借りていたことがわかった。当初はカジノ、FXだという理由が出ていた。

 事情を知る人物は「建て替えの理由に当初はFXとも言っていたが、これは、実質的に海外送金のために作られたFX会社を通じてお金を入れていたと思われます。ただ、負けすぎて最終的には足りなくなったのでしょう」という。連結子会社から大手カジノ会社日本法人の口座に8億円を振り込むなどされている。

 106億円とは尋常ではない金額だが、特別調査委のレポートで「創業者一族に絶対的な風土があった」とする意見もあったように、創業家の意向があまりにも強いことをうかがわせる。

 その一方で、井川氏は代理人を通じて「創業家を排除する動き」だと反論していたが、社内で何が起きているかを把握する力は確実に甘くなっていたようだ。

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