和牛早く売るしかない安愚楽牧場、エサ代20億円が負担に

 安愚楽牧場が東京地裁から民事再生法に基づく管理命令を受け、民事再生手続きを行っていくこととなった。しかし、和牛約13万頭を維持するためのエサ代が月額約20億円必要となることが明らかにされ、管財人は「楽観視するわけにはいかない」としており、一刻も早く売却する必要に迫られている。

 同牧場が10月15日現在で抱える和牛の頭数は、合計13万3386頭、そのうちオーナー和牛は、10万9612頭だという。エサ代は1頭あたり月額1万5000円、預託料は1頭あたり月額4500円~1万5000円程度。これは預託農家が飼料代を負担するかどうかによって変わってくるという。月総額で約20億円になるという。

 ただ「エサ代が削減できず、牛が売れない状況が続けば、かかる懸念なしとしないが、これを回避すべく最大限の努力を傾注する」としたが早期の売却以外にエサ代を削減する方法はないという。

 そうなれば、早期の現金化を目指すなら、売却を優先するあまりに二束三文の価格でも応じるということにもなりかねない。

 「不確定要素が多く、将来の見通しは困難」と管財人。民事再生手続きを維持できなければ、破産に移行することになる。


安愚楽牧場東京支店

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