米ジンガに早くも頭打ち感

 11月中にもナスダックへの新規株式上場(IPO)を目指す、ソーシャルゲーム大手の米ジンガは4日、証券取引委員会(SEC)に提出した追加の報告書で、経費が増加しており、純利益を圧迫し半減したことがわかった。

 米シーキング・アルファによると、ジンガは7~9月期で売上高こそ80%増の3億680万ドル(約240億円)だったものの、純利益が2720万ドルから1250万ドル(約9億8000万円)と半減している。

 また、1~9月の純利益でも3070万ドル(約24億円)で、前年同期の4760万ドルから大幅に減少している。

 さらに、決算以外で勢いを示すバロメーターでもある平均月間アクティブユーザー数は、2億2800万人から2億2700万人に微減となっている。

 週末にクーポン共同購入サイト最大手グルーポンが新規上場し、公開価格を30%以上も上回るなど、IPO市場も復調かに思われた。しかし、これに続くと思われたジンガが意外にも頭打ち感が出ている。


ジンガ創業者マーク・ピンカス氏

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