ノーベル賞学者が政府批判「宇宙人を否定するな」

 「愚か者」「愚か者」。

 ノーベル経済学賞学者のポール・クルーグマン氏が10日、自身が担当する米ニューヨークタイムズ紙のレギュラーコラムで、先日ホワイトハウスが宇宙人との接触を否定した発表について、厳しく批判した。

 「Fools」「Fools」と冒頭から冗談か真剣からともかく激しい批判の口調で書き始めている「Space:The Final Stimulus」と題して論を展開している。

 「宇宙人の存在こそが、次の経済の希望になるということをわかっていないのか」と政府を批判した。

 かつてクルーグマン教授は「宇宙戦争」が新たな技術や産業を生み出す軸になり得るという持論を述べたことがある。かつての戦争が様々な軍事技術を生み、それが一般向けの産業に転用されたことなどを例出して説明している。

 地球上に希望がないのなら宇宙へ。経済も宇宙頼みのロマンということか。


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