米プライベートエクイティ(PE)大手コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、インターネット大手ヤフーの株式20%の取得を目指していることが13日、わかった。場合によっては全株式取得もあり得るのだという。
ロイター通信によると、KKRは他のPEと連合を組み、ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏らと協力する意向だという。
現在、アリババグループは買収への興味を公言。現在は、組める相手を探して協議を進めているところだと言われており、一部でソフトバンクとの連合で買収を目指す方針だとも報じられている。
ただ、ヤフー側は「事業の売却か、株式をどの程度売却するかで揺れているようだ」(業かい関係者)とも言われ、なかなか結論を出せないでいる。ヤフー株の争奪戦は業界再編の引き金になるとも見られ、ヘッジファンド、サード・ポイントもそれを見越してすでにヤフー株5%を取得。米国株市場の低迷をよそに、ヤフー株争奪戦は盛り上がりそうである。