みんなが勝つ所で自分も勝てばいい
始めるきっかけは勝っている知人に教えられたからだという。「自分にもできそうだ」と思い、面白さにのめり込んでいった。ただし、デモトレードではあまり勝てなかったことで真剣に学び始めるようになった。トレードを開始して、もうすぐ2年になるがシンプルな手法に落ち着いた。
使用している指標は、ボリンジャーバンド、複数のＭＡ（移動平均線）。両方とも最も多くの投資家が使っているものだが、それを見続けていくうちに動きのクセやコツを掴んだのだ。昨年は年間2000ｐｉｐｓ以上取ったそうだ。
本田さんは「みんなが取る（稼ぐ）ところで取れればいいのです。それさえ極めれば勝てるようになりますし、そのルールを守り続ける人が勝ち続けられるのだと思います」と話す。
とかく、人とは違うオリジナルの手法を作り上げようとする投資家は多い。実はこれが大きな間違いで、儲けるという最終目的を忘れがちになり、手法の研究が目的になってしまう場合が多い。
「最初から1日20銭取れればいいと考えていればいいのです。欲深くなれば、お金は必ず逃げていきます」
7割の勝率を維持していけるなら、本田さんはもっと大きく勝負すれば良いのではないか。大きなお世話だが、第三者から見ればそう考えてしまう。
