巨人「清武の乱」で渡辺氏が恐れる爆弾

とんでもないネタを掴んだ「小独裁者」?

 他球団の元フロント関係者は「プロ野球のお金の流れは、一般社会なら『それはおかしいのでは』というようなものもたくさんあります。球団代表という立場であれば、それを知る立場にはありますから」と話す。

 プロ野球とは「全体的にどんぶり勘定」(関係者)だという。そもそも昭和29年に国税庁長官が各国税局長にあてた「職業野球団に対して支出した広告宣伝費等の取扱について」という要請がある。これが今でも生き続けており、広告費として適用されているからだ。

 「選手に、新聞で報道されているような契約金額が1円も支払われなかった、というような例も見たことがあります。それがどこに消えているかは、わかりません。裏金とまでは言いませんが…」と関係者は口を開いた。仮に球団の中で細かいことが起きていても、それは問題視されることはない。

 清武氏が更迭され、それと同時にすべてをぶちまけるように時限爆弾を仕掛けていれば…。また、国税庁は過去にマスコミに興味を持って調査にあたったこともある。その窓口になったのが担当記者でもある。清武氏が読売新聞本体についても、何かを知っている可能性はある。

 読売ジャイアンツは信用調査会社のデータでは、売上高は250億円弱、純利益は20億円前後とされている。ほとんどの球団が赤字経営の中で単独で黒字をはじき出しているあたりは、さすがにプロ野球の盟主たるにふさわしい。また、本体の読売新聞社は、世界最大の部数を誇る言論機関。屋台骨を揺るがしかねない大スキャンダルに発展することもあり得る。

 清武氏と渡辺氏は「『小独裁者』と『大独裁者』」(読売関係者)という程度の違いかもしれないが、小独裁者の次の一手に注目が集まる。

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