ヘッジファンドはソーシャルメディアを使わないというのが半ば常識化されているが、ミニブログサービスのツイッターの使用率に関しては1%という実態が18日わかった。
これは米調査会社MHPコミュニケーションズが、10億ドル以上の運用資産を持つヘッジファンド運用会社77社を対象に調査したもの。この中には、ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ、シタデル・インベストメンツ、マン・インベストメンツなどの大手も含まれているという。
調査結果によると、ツイッターはわずか1%が盛んに使っていると回答している。ユーチューブが3%にとどまった。ただし、23%がリンクトインを使用している。
30、40代の若手ではリンクトインを検索すれば、出てくることもあり、世代間でも意識の差があるのではないだろうか。
ちなみに、92%が企業サイトを持っているという。
調査を行ったマーティン・フォレスト氏は「規制の関係もあり、積極的な活用を望んでいないようだ」と現状認識をしながらも「顧客たちとの永続的なリレーションを構築するためにも、ソーシャルメディアの活用は必要ではないか」と提言している。