米国の大手口コミレビューサイト「YELP(イェルプ)」は18日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。1億ドル(約77億円)の資金調達を目指す。
イェルプは04年に創業し、今や米国を代表する口コミ情報サイトに成長。現在では米国以外でも欧州でサービス展開を行っている。2200万レビューを掲載、月間ユニークユーザー数は約6100万人となっているが、最終利益は赤字が続いている。昨年は約960万ドルの純損失だった。
広告が主な収益源であり、今後は欧州の営業要員の増員などの経費負担増がのしかかってくる。ただし、それでも同業のライバルである米口コミサイト、アンジーズ・リストが一足先に新規上場を果たしており、株価は公開価格を上回っている点で、上場初値は期待できそう。
ゴールドマンサックス、シティグループが主幹事を務める。