元ヘッジファンドマネージャーのダニエル・バラック氏が、コネティカット州グリーンウィッチの市街地で、一人ぼっちのデモ行進を始めた。税率を見直せというものだ。
バラック氏はハーバード大ビジネススクールでMBAを取得し、ヘッジファンド運用会社
MLTキャピタルに在籍。1999年~2007年まで年率平均で21.08%のリターンをあげてきたという。
「STOP Tax Breaks For Hedge Fund Managers」(ヘッジファンドマネージャーへの免税を止めよう)と書かれたプラカードを持って一人行進を行った。グリーンウィッチは大手ヘッジファンド運用会社のオフィスなどもある土地柄だ。
バラック氏は、地元紙のグリーンウィッチタイムズに「ヘッジファンドを悪者にしないでいただきたい」と断った上で、利子税15%が所得税35%に対して優遇されている、と述べている。これは、ウォーレン・バフェット氏の税率が一般労働者よりも低かったのと同じ話だ。
ただ、利子税を15%から35%にアップしようという動きもあり、皮肉なことにバラック氏の現役時代のようにはいかないかもしれない。
NYウォール街ではオキュパイが街を支配しているが、ここに加わる可能性もないではないという。