高学歴女性の結婚願望、しかも専業主婦願望が強まっているのだという。6月29日号のプレジデント誌で「なぜ、20代高学歴女子は「専業主婦」狙いなのか」なる特集が組まれている。
こうしたことが特集される背景には、このほど発表された内閣府の2009年版男女共同参画白書で興味深い結果が出ていることもあるからだろう。それは「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という性別役割分業の考え方に最も賛成の意を示したのが、20歳代女性だったのだ。女性の社会進出が進み、それが当たり前かと思いきや、そうではなかった。
年代別では、ただ、女性20歳代が44.3%、50歳代47.7%に次いで高い。大きな差ではないが30歳代41.4%、40歳代44.2%となっている。
プレジデントには、東大大学院在学中のリカさん(26)は就活と婚活を両方行っているという例が紹介されている。そして、実際に彼女たちは、専業主婦だった幸せそうな母親を見て育ったために、その姿に憧れているのではないかと結んでいる。