所有者によってその人のキャラクターがステレオタイプに決められてしまうことがある。それは国によって見方が異なったりするが、中国では、欧米や日本とは見方がかなり違うようだ。米NYタイムズで中国の高級車に対するイメージが紹介されている。
同紙によると、メルセデスベンツは一般的な認識として、成功者の証のような所がある。しかし、中国では退職したおじいちゃん、おばあちゃんの車だと捉えられているのだ。米国でいうヴュイックのようなものだという。
また、TPOを選ばず保守的ながらもハイセンスだと捉えられることが多いアウディだが、政府の高級官僚の半数以上が乗っている車でもあり、「汚職」の象徴として見られているのだ。特に「A6」を好むそうだ。
北京で長年、運転手をしている男性は「アウディはヤバイので問題を起こさないように
している」と語っている。
汚れた金で買っている車。ブランドにとって何と不幸なことか。