東電社員が詐欺、また45歳

 東京電力社員がこのたび東京都内の店舗で商品の値札を張り替えるという詐欺事件を起こし、3月11日の東日本大震災以降で詐欺事件は2件目となった。なぜか容疑者2人とも45歳という点で共通しており、いずれもそこまで金に困っているのか、と首をかしげる事案だ。

◆11月 福島第一原発の副長が、東京都内の店舗で、衣服の値札を安いものに付け替えて購入したとして詐欺の現行犯逮捕された。4点の商品総額は10万2500円だったが、1万6000円で購入していたという。

◆5月 品川支社大田営業センターの主任が、暴力団幹部らと交通事故を偽装して、保険会社から約470万円の保険金をだまし取ってとして詐欺の疑いで警視庁に逮捕されている。※交通事故自体は何年か前に起こしている。

 同社は、社員平均40.6歳で、年収758万円となっている。管理職であれば、もっと高いと思われるが、ただ2人とも年齢だけでなく、管理職ではないという点でも共通している。ボーナスが往時よりも減少するのは目に見えているが、それ以前に身分が保証されないのでは。

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