野村ホールディングスが、傘下に置く野村不動産、野村総合研究所の売却を検討していると、英紙フィナンシャルタイムズが23日報道している。すでに投資ファンドに接触しているというが、正式交渉には入っていないという。
資本政策の見直しとして検討しているようで、米プライベートエクイティ大手のKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)などがすでに接触を持ったという。
11年4~9月期中間連結決算では最終損益は赤字になっている。世界の証券市場が芳しくない中で、日本だけが浮上するとは考えにくく、欧州を中心に海外で人員削減計画を打ち出している。