もはやリストラ覚悟の大阪市職員、関電社員

橋下市長誕生を阻止できず

 府内に住む40代の関電社員によると、関電社内では、「会社も組合も、選挙に行こうと声かけをしていた」というが、「投票率が上がれば、浮動票が維新の会に流れるので、政党や労働組合の組織票を超えてしまうと思っていた」と話す。

 そして、橋下市長誕生により、関電でもリストラが始まるという予測が広がっているという。3月の東日本大震災による福島原発の事故により、全国の原発は、定期点検に入った後は、稼動できずにいる。全国の電力会社の中でも、原発比率の高い関電。来年2月までに、関電の原発はすべてストップしてしまう。

 原発が稼動しなければ管内の電力が不足し、火力発電が増えるから発電コストも上がる。電気料金の値上げを検討しなければいけないタイミングが近づいている。

 だが、電力会社の給与は高く人も多い。「ぎりぎりのコスト削減をしたといえないと、橋下氏は大株主として文句を言ってくるだろう」と予測する。

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