27日の大阪市長選で産経新聞が独自に実施した出口調査で、年齢層で投票に大きな差が出ており、70歳以上が平松邦夫氏に投票したのに対して、他の年代では60%以上が橋下徹氏に投票していたことがわかった。逃げ切りか、変革を望んだかの差が結果に如実に現れている。
産経の出口調査では、70歳以上の51.5%が平松氏に投票したのに対して、他の年代ではすべて60%以上が橋下氏に投票。特に30代では74.2%が橋下氏に投票したという。
これは明らかに、年金を受給している「逃げ切り」世代か、これからの世代かということを現しているように見える。また、60歳代は、今後年金支給年齢が引き上げになる可能性もあることが関係しているのだろうか。橋下氏の変革手腕に期待しているようだ。
また、韓国紙「中央日報」も、橋下氏を別名「若い小泉」「第2の小沢」としてカリスマ性があると評価している。
それと同時に、自民・公明の推薦で大阪府知事に当選した翌年には民主党を支持し、民主党が人気を失うと大阪維新の会を立ち上げたことについて触れ「彼は政治的変身にたけている」という風向きに敏感な点にも言及した。