ランボルギーニが国立競技場を貸し切って疾走


ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4
 伊高級スポーツブランド、ランボルギーニが先日、東京・国立競技場を「ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4」のお披露目のために貸し切り、トラックを疾走させた。景気後退の中にあって、今どき珍しい派手な演出。「2世代進んでいる」とまで言い切る新型マシンは、すでに18カ月待ちという人気ぶりだ。

 「英知をすべてここに集めた。これからのスーパースポーツカーのインスピレーションになる」

 発表会のために来日した、ステファン・ヴィンケルマン最高経営責任者(CEO)が自信たっぷりに紹介したのが、「ランボルギーニ・アヴェンタドールLP700-4」だ。

 ボディの素材にカーボンファイバーを用い、重量は30%減らしたうえに、剛性を150%アップ。V12型エンジンで6.5リッターエンジン搭載、2.9秒で時速100キロに達する。

 日本での販売価格は4100万2500円となる。景気回復が芳しくない中で、すでに18カ月待ちとなるなど生産が追い付かないという。


 アウトモビリ・ランボルギーニは、07年度に売上高4億6710万ユーロ(約490億円)で過去最高を記録している。リーマンショック時の09年度には約40%売上は落ちた。ヴィンケルマン氏は2007年にはまだ遠いが、業績回復は予定よりも1、2年あとになって2012、3年ごろになるだろう」としたが、「アジアは特に強く、米国も回復し、欧州でも英国、独、スイスなど光が見えている国がある」と期待していた。

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