【きょうの名言】本は中身よりも出版の意図を読め

 長期投資とは、そもそも将来の成長を取りこんでいこうという考え方だ。だが、割安の個別銘柄を中長期で仕込むことはあっても、将来の成長力が読みづらい日本株の長期投資を積極的にやろうという人は少ないだろう。それでも、相変わらず、日本株ファンドなどが組成される今日この頃、アノ大御所がまた出版したのだという。

 @shiriumaさんがその点をツイートで指摘している。

 「長期投資を基本戦略とするファンドマネージャーがまた本を出版したようですね。きっと金が集まらないんだろうなぁ。日本企業の株式くらい人に運用してもらうより、自分で運用しましょう。結果は大して変わりませんから」

 日経平均は11月に年初来安値を付けており、おそらくまた「安く買える」という趣旨のことを主張しているのではないかと思われる。

 割安の優良株を買うことに意味がないとは言わない。ただし、毎年、手数料や口座管理料などを取られてしまうファンドで、日本株をホールドするくらいなら、自分で買ってホールドする方が配当金も入るので、良いのではないだろうか?

 書店でなぜ本が出版されているのか、本の中身を読むよりも、時代背景とともに出版の意図を読まなければならない。

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