電通九州はこのたび、7県の特性を「九州人の気質」として、調査し結果を発表した。先入観で見えなかった意外な県民性も明らかになった。
調査結果の概要は次のようになった。
福岡:福岡人の高い地元愛。人とのつながりを求め、集まるのが大好き。
佐賀:確実に貯めて確実に使う。堅実な佐賀人は、お買物の達人。
長崎:観光県として高い意識。「おもてなし」の心が自慢の長崎人。
熊本:自分が大好き、熊本人。長生き志向で、健康管理が得意。
大分:脱九州男児志向?男女の機会均等な大分人。環境意識・食意識も高し。
宮崎:自然が好き。食が好き。家族を大切にする宮崎人。
鹿児島:歴史や秩序を重んじる鹿児島人。週に3度は自宅で晩酌。
分析の結果、「福岡県民」には、「人とのつながりを求め、集まるのが大好き」という傾向が強い。
「佐賀県民」は「高感度な家電機器の所有率が最も高」く、「長崎県民」は「情報発信力の高さに観光県としての高いポテンシャルをもっている」。「熊本県民」は、「長生き志向で健康管理が得意」であり、「大分県民」は、「男女の機会が均等」で、「環境意識・食意識が高い」という特徴をもっている。
また「宮崎県民」は、「家族が大好きで、遊ぶところは少ないけれど、そんな宮崎が大好き」であるということ、「鹿児島県民」は「公共交通で携帯電話を使わない」など秩序を重んじるといった傾向がみられた。
調査は、電通九州が今年1月に、九州7県に住む20歳から59歳の男女2000人と、東京に住む男女個400人を対象に行った。