写真で届ける世界遺産(ドイツその3、音楽隊が夢見た都はメルヘン街道のブレーメン)

 12世紀に神聖ローマ皇帝から「自由都市」として認められた「ブレーメン」は独自の商業権、市民権を得て14世紀半ばに、ハンザ同盟に加わって以降、商都として大いに栄えました。

 ハンブルクからIC(都市間特急)で55分の距離にあり、ハンブルクに次ぐ大きな港町ですが、実際は海からヴェーザー川沿いに50キロも内陸にあります。ブレーメンを歩く時に、知っていなければいけないことは自転車道です。ブレーメンはドイツで最も自転車道が発達していて、自転車道は赤くペイントされています。歩行者はその赤い道路部分を歩かないように気をつけましょう。



 途中の橋の上から風車が見えました。のどかです。


 街の中心部に入り、歩行者専用道路で出迎えてくれたのが、この豚君達。マルクト広場まではもうちょっとです。


 マルクト広場を囲む市庁舎。1405年から1410年の建造で全体はゴシック様式ですが、正面はルネッサンス様式。市庁舎といっても、おもに季節の行事や展示会に使われているそうです。


 そしてマルクト広場に佇むのが世界遺産のローラント像。高さが10メートルあります。ローラントはカール大帝の12勇士の1人で、イベリア半島におけるイスラム教徒との戦いで戦死した英雄です。


 そして奥の方に見えるのが聖ペトリ大聖堂。1042年に建築が開始されたという古い聖堂で、ロマネスクとゴシックが混在しているように見えます。


 内部に入れるのは10時からで、まだ20分程早かったのですが、係りの女性が特別に入れてくれました。


 マルクト広場に面してベットヒャー通りという小路がありました。


 映画館、劇場、美術館、カジノ、ブティックが小さな通りにひしめいてます。


 地元の親子連れが散歩をしてました。


 見逃してはいけないのが、ブレーメンの音楽隊の像です。市庁舎の左側の奥の方にありました。上から順に、ニワトリ、ネコ、イヌ、ロバです。グリム童話では、ブレーメンまで辿りつかなかった音楽隊ですが、この市庁舎の裏に登場していました。


 観光客が増えてきて、ローラント像の廻りでは、ワインで乾杯したり、写真を撮ったりして団体客が楽しんでいます。


 マルクト広場は見どころが多くて、広場の周辺だけでも十分見ごたえがあります。音楽隊が夢見たメルヘン街道のブレーメンは、まさにメルヘンチックでした。ちなみにブレーメンの市庁舎とローラント像は2004年に世界遺産に指定されました。

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