2012年の投資先「自分」。注目は「美容院」

 波乱の相場だった今年2011年。来年2012年の相場はどう転ぶかまだわからないが、来年の投資先はどこが良いのか。米マーケット専門誌ブルームバーグマーケッツが、投資に造詣のあるビリオネア(10億ドル長者)に来年の見通しを聞いている。

 多数のビリオネアのアドバイスの中から、主なものを以下に抜粋した(敬称略)。

◆ドナルド・トランプ(米不動産王)
・もし投資するとしたら、有利な金利であれば、抵当権付き住宅を買うのも良い。

◆ジョン・ポール・デジョリア(美容チェーンオーナー、投資家)
・ポートフォリオを組むとしたら、金25%、銀25%、NYSE上場の優良銘柄25%、アジアと欧州の優良銘柄25%にする。
・景気指標としては、美容院を見ると良い。顧客は6週間ごとに来店するが、景気が悪くなると8週間に頻度が下がる傾向にある。

◆ピーター・ハーグリーブス(英国最大の小売業者の筆頭株主)
・投資資金があったら、ノルウェークローネ、シンガポールドルに替える

◆エリ・ブロード(保険会社オーナー)
・来年の見通しは、ドルは強いがユーロは弱い。ヘッジファンドは長期で良いトラックレコードを残している所を選ぶと良い

◆パトリック・スン・シャン(米LAで最も有名な中国系実業家)
・投資先は、自分自身と、信じる人に。大事なことはお金を失わないこと。
・金はチャンスがあるかも。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる