欧州破たん論者ソロス氏が欧州国債買っていた

 米著名ヘッジファンドマネージャー、ジョージ・ソロス氏が、経営破綻した米証券会社MFグローバルが保有する約20億ドルの欧州国債を買い取ったことが11日、ウォールストリートジャーナルの報道でわかった。

 MFグローバルは、欧州債券を積極的に買い集めており、それが直接の経営破綻の原因となったことは知られている。

 同報道によると、MF社は、債券63億ドルのうち15億ドルを破産申請前に売却し、48億ドルが残ったという。残りは破産管財人に引き継がれて、ソロス氏をはじめ投資家らから買い取りの打診があったのだという。ソロス氏の購入額は当時の時価より低かったという。そして、購入後の数週間で利益を得た可能性がある、としている。

 少なくとも今回購入した国債が償還を迎える2012年12月までは、イタリア国債がデフォルトしないと見込んでいることを示すためだ。同氏の動きはユーロ圏の危機拡大が回避されることに賭けるようなものである。

 ところで、ソロス氏自身は、欧州経済の危機を大きく発言してきた張本人でもある。だからこそ、バーゲンセールと言えども欧州関連の国債を購入したことが、大きく報道されたわけだが、好機を見逃さないあたりはさすがで、引退はやはり惜しまれる。

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