オリンパス高山社長「総退陣とは限らない」

 オリンパスは15日東京都内で会見し、高山修一社長は臨時株主総会を来春(3、4月)に開催することを発表した。ただし、現経営陣が総退陣するとは限らないとした。

 前回の記者会見で、経営陣が退陣する旨を述べたが、今回は「総退陣というニュアンスで
申し上げたわけではない」と高山社長は否定した。

 過去、現在の経営陣も含めて、責任は、責任調査委員会に諮り、今後の体制を提案していくという。「現在の体制を浄化する作業をしていきたい」とした。現在は、損失隠しに携わった人はいないという。

 また、元社長のマイケル・ウッドフォード氏と話し合う意思はないといい、プロキシーファイトについても「株主に迷惑をかける」として否定した。その上で提案があれば、直接の対話ではなく、経営改革委員会を通してほしいと要望した。

 この日の東京株式市場のオリンパス株は、前日比273円安の1041円で取引を終えている。

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