美女との不倫をもみ消したサッカー界の英雄を巡る訴訟

 英プレミアリーグ、マンチェスターユナイテッドの英雄ライアン・ギグス選手と不倫関係にあった元ミスウェールズでモデル、イモージェン・トーマスさん(29)が16日、ロンドンの高等裁判所でのヒアリングのために出廷した。英サッカー界の至宝が中心にいる泥沼の不倫劇は、多くのメディアの注目を集めている。

 ギグス選手はウェールズ出身で、マンUでは「サー」ボビー・チャールトンに並び称されるほどの名選手。ユニセフ親善大使も務めるなどしたが、弟の妻と不倫し妊娠させていたことが明らかになると、トーマスさんとの不倫も明るみになった。

 当初は、法廷で報道差し止め命令を受け、ギグス選手の名前はメディアに出なかった。しかし、ツイッターで名前が流れると、ギグス選手はどうしようもなかった。サンデー・ヘラルドが目線入り、匿名で「裁判所を利用して報道を禁じた選手がいる」などと報じていた。

 プライバシー保護、報道の自由という問題を世に問う、社会的に大きな問題となった裁判だ。

 ザ・サンは報道差し止め命令を不服として、ロンドンの高等裁判所に訴えを起こしていた。そのヒアリングが16日行われ、トーマスさんは出廷していた。

 トーマスさんは報道陣に囲まれて「あれから(騒動が知れ渡ってから)8カ月間は、悪夢だったわ」(ザ・サンによる)と胸中を告白していた。


イモージェン・トーマスさん

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