政府と東京電力が合同で行う記者会見が12月16日をもって、いったん終了することになった。そこで、フリーの記者と細野豪志環境相との間で次のようなやりとりがあった。
フリーの記者が、東電が情報を隠すので、合同会見を今後も続けてほしい旨を要望した。その問いかけについて細野大臣が次のように答えた。
「(東電が)隠ぺい体質になったという事になれば、わたくしに言ってきて下さい」
福島第一電発については、東電のみならず、政府も内閣府、環境省、原子力安全・保安院、文科省など数多くの団体が関与しており、情報を共有し一元化することが目的でもある。
東電とフリー記者とのやりとりはこれまで様々なものがあった。どこまでが正確なのかはわからないが、そこに、政府の目があるだけで、少し様子は異なってくる。とにかく、フリー記者たちは、すべての質問にちゃんと答えているとは感じていないようだ。
それが「隠ぺい体質」という表現になって大臣の口から出た。今後の情報発信の方法が、会見を開くのかどういう形になるのかは未定だが、すべての国民がオープンな情報開示を希望していることだろう。