福島第一原発の作業員52人ノロウイルスで集団食中毒

 東京電力は17日、福島第一原発で働く作業員52人が食中毒症状を訴え、一部でノロウイルスが検出されたと発表した。一部は入院し治療を行い、今後も増える可能性があるという。

 同社によると、15日に三菱重工やその関連会社の作業員が バスで宿舎から福島県広野町の事務所に移動中、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えたという。同日中に保健所の届け出て、16日に3人からノロウイルスを検出したという。

 感染経路は宿舎など場所に起因するものか、弁当など食べ物に起因するものかは現段階では不明で、今後も調査を行うという。

 この52人の作業員は、放射性廃棄物を保管するタンクの増設作業をしていた。

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