北の大将の「美人妹」、その正体

大学卒業後が「？」だった

　前出のウオッチャーによると、在日社会では「母親に似て美形」だという評判は拡がっていたとも言われる。母・高英姫氏は美女で金総書記から寵愛を受けた、北では偶像化されたマドンナ的な存在だ。

　その愛娘として、2人の兄と同じ、スイスにあるベルン・インターナショナル・スクールに学んだという。ここでも兄2人はいくつかのメディアに伝聞として関係者の証言で人物像が語られたが、ヨジョン氏についての証言は皆無だ。

　「妹もいっしょに通っていたとは言われていました。その後、北に帰ってからは、金日成総合大学に通っていたとも聞いています」

　北朝鮮一の名門大学で何を学んだかは分からないが、その後の消息は誰もわかっていなかった。「顔の印象がずいぶん変わった」ともいう。そうなれば、正哲氏の姿がなかったこともあり、妻ではないかとの見方も出てくる。

　もしも、妹ヨジョン氏であれば、今後は秘書官のような立場として兄を実務面で影からサポートする重要な存在となる。