八ヶ岳山麓、たった一人の女性が開墾して作ったワイナリー


池野美映さん
 2007年から、なんと最初はたった一人で土地を開墾することから始め、支柱を立ててブドウの木を植え、ワイナリーにまで育て上げたのが池野美映さんです。

 池野さんは、自然をありのままに表現するワイン作りを目指して、重力を利用して醸造をする完全グラビティ・フロー・システムを日本で初めて採用し、極力人工的な要素を排した自然製法をとっています。

 今は、八ヶ岳が見渡せる広々とした美しいワイナリーですが、ここはもとは耕作放棄地。それをこんなかわいい女性が、草を抜くところから始めて、ワイナリーに変身させたことにまず驚きます。池野さんは雑誌の編集者を経て、人と自然と文化の重なり合ったところにワインがあるという思いから、フランスに渡りブルゴーニュでワイン造りを学びました。日本に戻り、自社畑100%の高品質なワインを造ろうとこの地を選んだのです。

 そんな池野さんが造ったワイン「ミエ・イケノ シャルドネ2009」と「ミエ・イケノ ピノ・ノワール2009」を「星野リゾート リゾナーレ」のイタリアンレストラン「OTTO SETTE」の洗練されたお料理と共にいただきました。特に、長野県産の強力小麦“華梓”を使ったキタッラを甲州信玄豚の煮込みソースで仕上げたパスタと合わせた白ワインのシャルドネは、華やかなブーケに優雅な味わいで、池野さんの洗練されたワインメーカーとしての力を感じました。



 星野リゾートリゾナーレは、この“ドメーヌ ミエ・イケノ”の提携ワイナリー、現地の達人生産者とのマリアージュ・レストラン、ワイン醸造用ブドウを使ったスパ“VINO SPA”、そしてこれからオープンする山梨・長野のワイン文化を体験できるワインショップが揃って、日本初のワインリゾートとなります。“ミエ・イケノ”のワインは、この12月から「OTTO SETTE」で提供されているほか、来春にリゾナーレ内のワインショップがオープンすれば購入も可能になるそう。

 地元山梨・長野の新鮮な食材を活かした料理と池野さんのワイン、そして前にもご紹介しましたがワインの香りに包まれてのVINO SPA®と、リゾナーレを訪れる楽しみがまた一つ増えました。星野リゾートRISONARE http://www.risonare.com/

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