英国の銀行マン、ボーナスに上限なら50%が海外脱出

 英国の銀行マンの約半数は、現金ボーナスに上限が設定されたら国外に出て行くことを検討している。求人サイトの「eFinancialCareers.com」がこのたび、調査結果を発表した、とロイター通信が報じた。

 調査によると、英国を拠点とする銀行で働く人々の49%が、こうした収入の上限制度が導入されたら海外脱出を考えるとしている。また実務経験6─10年の銀行マンでは、その数字は71%にはね上がった。

 eFinancialCareers.comのジョン・ベンソン最高経営責任者(CEO)は「仮にボーナスの上限が一方的に設けられたら、英国は金融のトップクラスの頭脳流出のリスクがある」と話した。

 人材会社ナピアー・スコットの代表を務めるショーン・スプリンガー氏は「(6─10年の経験がある)71%が海外に出るだろうことに疑いはない。もしチャンスがあればだが。そこが重要だ」と指摘。「そうした人材を受け入れられる場所があるなら教えてほしい。私がすぐに飛んでいくだろう」と話していた。

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