クレオパトラとその恋人、マルクス・アントニウスの墓が、近く発見される可能性があることが判明した。15日、エジプト考古最高評議会事務局長のザヒ・ハワス博士らが発表した。
調査隊はエジプト・アレクサンドリア西部の神殿、タップ・オシリス・マグナで3年間続けていたレーダー調査を終了した。来週から、2人の墓がある可能性が確認された神殿付近で発掘調査が開始される。
発掘予定地付近からはこれまでに、27基の墳墓からミイラ10体を発見。うち2体は金箔が貼られるなど高貴な人物のものと思われ、クレオパトラとアントニウスの墓が近くにある可能性を示すという。この付近ではクレオパトラの顔が彫られた銅製コイン22枚、クレオパトラの頭部彫像も発見されている。