米大学で最も資金力のあるハーバード大学が、ブラジルや中国、韓国などの株式相場に連動する上場投資信託の保有を1-3月(第1四半期)に増額した。
ハーバード大の寄付基金288億ドル(約2兆7500億円)を運用するハーバード・マネジメントが13日に米証券取引委員会に提出した四半期報告書によると、新規購入銘柄ではiシェアーズMSCI韓国インデックス・ファンド174万株(4900万ドル相当)が最大。この増額は新興市場国の株式が米国株を上回る値動きを見せたことが背景という。
ハーバード・マネジメントは第1四半期に米国上場証券61銘柄の購入と28銘柄の売却を報告、保有証券の評価額は35%増加して7億7100万ドルとなった。