ウェザーニューズは26日、今年の花粉症と花粉飛散に関する結果を発表し、昨年より平均で81%増の割合で飛散し、飛散量1位は岐阜県だということがわかった。
この調査は、花粉計測機「ポールンロボ」500台をそれぞれの地域に設置し、地域のきめ細かな花粉飛散量を測定。その周辺エリアに住む花粉症の症状を5000人レベルで調査することで、今まで分からなかった花粉について地域と個人レベルで解明を行った。
今年は全国的に昨年を上回る飛散になった所が多く、昨年より平均で81%増の飛散が確認された。飛散量が多い県は1位岐阜県、2位奈良県、3位長野県、4位静岡県、5位愛知県の順。中部地方が多かった。
雄花の生産量が少ない翌年は多くなることが知られており、今年はその年にあたったことが原因だと考えられている。中部地方は、雄花の成長に関係が深い、前年の夏の日照時間が多かったため、総飛散数の上位5県中4県が中部地方となり、多く飛散する結果となった。
ちなみに少ない県ベスト5は佐賀県、徳島県、福岡県、鳥取県、長崎県だった。