女優で歌手の酒井法子容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕・送検された事件で、芸能関係者の間から、同じサンミュージック所属のお笑い芸人たちに同情の声が上がっている。「そんなの関係ねぇ」なんて言えねぇ?
20年以上にわたり清廉なイメージを形成してきたのりピー。それだけに薬物犯罪のギャップはあまりにも大きく所属事務所サンミュージックにも暗い影を落とした。特に現在は歌手、女優だけでなく、約200人のお笑い芸人を抱える「お笑い班」が大打撃を受けると見られている。
ある芸能プロのお笑い担当者は「サンミュージックの芸人さんたちにとってはシャレにならないキツい事件でしょう。『そんなの関係ねぇ』とか、いつものようにギャグをやっても、ヒンシュク物になりかねないし、気の毒ですよ」と、同情する。
吉本興業の東京進出に脅威を感じて、在京の大手プロダクションもお笑い部門を強化してきた。サンミュージックもその一つだ。かつては松田聖子さんをはじめアイドル路線で絶頂を迎えた。ただ近年は多様化を迫られてお笑い部門も強化し、もはや、お笑い界ではなくてはなくてはならない存在となっている。
カンニング竹山さん、鳥居みゆきさん、小島よしおさん、ヒロシさん、ダンディ坂野さんら個性豊かな一発芸系の人気お笑いタレントを数多く輩出している。たとえ「そんなの関係ねぇ」がネタとわかっていても、厳しく突っ込まれそう。