オーストラリアの48歳の男性が、宝くじで200万ドル(約1億8000万円)を当選させておきながら、7カ月もの間、億万長者になるための心の準備期間を設けておき、先日ようやく“精神修行”を終えて発売元に当選を申し出た。
この男性は今年1月にロトで200万ドル当選。しかし「わたしは心の準備ができていなかった」として、ビスケットの缶詰の中に保管していたのだとか。4人の子供がいるが、突然振ってわいた富によって、家族の人生を狂わせたくなかったのだという。
この男性は、高級スポーツカーなどを買うでもなく、普段どおり仕事に精を出してきたのだという。そしてこの男性は現在、海外旅行と寄付を計画している。
日本で高額当選者に配布される冊子『その日から読む本』の一部を抜粋すると、「後悔するような軽はずみな言動に注意する」「当選直後は興奮状態にあるという自覚を」「自分の性格やクセを見つめなおそう」「時間は味方と心得よう」とある。このオーストラリアの男性は自分を冷静に見つめて冷却期間を置いたことで、今後の人生を狂わせることもないだろう。