ミシュランガイド京都・大阪、10月発売

 ミシュランは、「ミシュランガイド京都・大阪2010」を10月16日に刊行すると発表した。日本のミシュランガイドはこれまで東京版のみであり、京都・大阪版は今回が初となる。

 「ミシュランガイド京都・大阪2010」には、京都・大阪中心部の厳選されたレストランと宿泊施設が掲載される。2007年秋から、ミシュランの社員であり、プロフェッショナルな知識をもつ調査員が、京都と大阪のレストランと宿泊施設を匿名で訪れ、一般の顧客と同じ立場で料理とサービスを体験し、評価を行った。

 ミシュランガイドは、料理の評価を示す一つ星から三つ星の「星」やレストランの快適さを示す「フォーク/スプーン」、ホテルの快適さを示す「パビリオン」など、一目でわかるシンボルマークで表現される。「ミシュランガイド京都・大阪」では、日本の伝統文化を反映し、ホテルに加えて旅館も掲載される。これに伴い、旅館の快適さを示すシンボルマークが新たに採用され、内風呂や共同風呂、美しい日本庭園があることを示すマークも新たにつくられた。また旅館が素晴らしい料理を提供している場合には、レストラン同様に星も付与されるという。

 ミシュランガイド総責任者のジャン=リュック・ナレ氏は、「ミシュランガイドの役割は、伝統によって磨かれた技や新しい才能を発掘し、優れた宿泊施設・レストランを読者の方々に紹介することです。京都と大阪では2007年秋より2年ほどかけてじっくりと時間をかけて調査を重ね、伝統と新しさが共存する両都市の食文化の魅力をよりよく伝えるガイドブック作りにいそしんできました」と語っている。

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