サンクトガーレン、“ワインのように熟成するビール”限定発売

 サンクトガーレン(神奈川県厚木市)はボジョレー・ヌーボー解禁日の11月19日、ワインなみのアルコールがあり、ワインのように熟成するビール「バーレイワン エルディアブロ2009」を6000本限定で発売する。

 バーレイワインはビール4大大国の1つ、イギリスを発祥とするビールのスタイルの名前。寒冷な気候でブドウの栽培ができなかったイギリスが、ワインに対抗してつくったのが、バーレイワインとされる。特徴は、ビールでありながらワインなみにアルコールが高く、ワインと同じように月日を経て熟成していくこと。原料は通常のビールと同じで麦芽とホップと水のみ。違うのはその使用量の多さと、熟成にかかる時間の長さだという。

 サンクトガーレンの「エルディアブロ」は通常の2.5倍の麦芽と6倍ものホップを使用し、非常に濃厚で蜜のようにとろりとした口当たりが特徴。アルコールは10%で、通常のビールの約2倍もある。シャンパンと同じ瓶内2次発酵製法を採用し、出荷時点で通常の6倍の熟成期間を費やしているため、すぐに飲んでもブランデーやシェリー酒を思わせる熟成感がある。また栓を開ける瞬間まで瓶内熟成が続いているため、購入後に数年寝かせることで、より円熟味が増すという。ビールファンの間では年代の古いもののほうが価値が高いとされ、高値で取引される。

 「バーレイワン エルディアブロ2009」は内容量300ml、価格1,050円(税込)。サンクトガーレンのオンラインショップ、横浜高島屋、玉川高島屋などで販売される。普段はワイン党のあなたも、今年のボジョレー解禁日はあえてビールを飲んでみては?


「バーレイワン エルディアブロ2009」

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