米大統領輩出、イェール大秘密結社の頭蓋骨が競売に

 英競売大手「クリスティーズ」がニューヨークで22日に開催するオークションで、名家出身者が集うイェール大学の秘密結社「スカル・アンド・ボーンズ(Skull and Bones)」で19世紀に使用されていた頭蓋骨が出品されることがわかった。海外メディアが報じた。

 スカル・アンド・ボーンズは1832年に創設された、名家出身の学生が入会を許されるイェール大学の秘密結社。ジョージ・W・ブッシュ前大統領やジョン・ケリー上院議員など多くの政治家がメンバーとして知られている。

 今回競売にかけられるのは19世紀に投票箱として使用されていた、秘密結社のシンボルとして知られる頭蓋骨。10,000ドルから20,000ドルで落札されると予想されている。また頭蓋骨と一緒に、1831年から1877年まで在籍したメンバーの名簿が載った黒い本も出品される。本の裏にはエドワード・T・オーエンという名前と1872年という年が刻印されており、クリスティーズによると、オーエン氏は1872年にイェール大学を卒業後、ウィスコンシン大学のフランス語と言語学の教授に就任したという。

 スカル・アンド・ボーンズは1971年以降、会員名簿を出版するのを止めている。この頭蓋骨の売り手は公表されていないが、ヨーロッパのコレクターだという。

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