映画「アバター」効果で、米ニューズCが黒転(10~12月期)

 世界中で大ヒット中の映画「アバター」効果も手伝って、米メディア大手ニューズ・コーポレーションの2010年度第2四半期(10~12月)決算が、純利益2億5400万ドル(約230億円)となった。売上高も前年同期比10%増の87億ドル(約7900億円)。前年同期は赤字だった。

 メディア環境は厳しく、ニューズ社にとってはそれは例外ではなかった。赤字に転落し経費削減、人員削減に踏み切らざるを得ないところにまで来たが、映画「アバター」の記録的な大ヒットが大幅な利益をもたらした。

 映画部門の営業利益は約3倍増加し3億2400万ドル。また、ケーブルTV部門の利益も伸ばし、新聞広告も増加するなど、各部門に収益をもたらした。

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