電通は21日、小学生を対象にした「教育」「レジャー」などに関する本音調査の結果を発表した。それによると、「英語を習いたい」と答える子が過半数を超えたことがわかった。
子ども手当に関連してキッズマーケットが注目される中、「親の意識」に関する調査は数多く実施されているが、子どもたち自身の本音についての情報は少ない。そこで電通は「どっちカード」というビジュアルを活用して子ども自身の本音を引き出すインターネット調査手法を開発。小学生600名を対象に、6月に給付される子ども手当の使い道として想定される「教育」、「ファッション」、「レジャー」などに関する調査を実施した。
調査結果によると、「勉強・習い事」の項目では「英語を習いたい」と答える子が57.2%と過半数を超えた。また現在やっている習い事のうち、「ダンス(92.9%)」、「サッカー(87.7%)」、「野球(83.3%)」は好きと答える割合が多いが、「学習塾(42.9%)」、「通信教育(22.7%)」は少なく、勉強系は仕方なくやっていることがわかった。
「遊び・レジャー」の項目では、「山より海が好き」と答える子が7割を超えた。行ってみたい国は、「アメリカやその周りの国(29.8%)」が最も多く、年齢が上がるにつれて「ヨーロッパの国」が増加。小学6年生では、「ヨーロッパの国(35.0%)」が「アメリカやその周りの国(27.0%)」を上回った。
また「食事」の項目では、好きな食事は「お家」と「レストラン」が3割台で拮抗した。特に高学年の女子では「お家」の割合が高く、レストランより自宅で食べるご飯を好んでいることがわかった。