仏ファッションブランド「エマニュエル・ウンガロ」のチーフデザイナー、エストレラ・アルクスさんの辞任が発表された。2009年9月から、わずか2シーズン務めただけで、ウンガロを去ることになった。海外メディアが報じた。
アルクスさんのスポークスマンは、「今後は自身が2007年に設立したブランドに専念し、パリ・ファッション・ウィークに作品を出す」としている。
ウンガロは2009年9月、お騒がせセレブのリンジー・ローハンさんをアーティスティック・アドバイザーとして迎えている。アルクスさんもほぼ同時にチーフデザイナーに就任し、リンジーと初タッグを組んだ。しかし翌10月にパリで行われた初コレクションでは各国プレスから酷評を浴び、ブランド創始者のエマニュエル・ウンガロ氏からも「大失敗」とばっさり批評されていた。
アルクスさんは以前メディアに対して、「リンジーはファッションにとても情熱があり、仕事は真面目でミーティングに遅刻することもない。リンジーに失望させられたことは一度もない」と話していた。しかしリンジーさんとのコラボが大失敗に終わったことが、今回の辞任に影響を与えたことは否定できない。
19日には、イギリス人デザイナーのジャイルズ・ディーコン氏がウンガロのオーナーとランチをとる様子も報告されていて、次のチーフデザイナーには彼が就任するのではという噂が流れている。2005年にウンガロ氏が去って以来、同ブランドのチーフデザイナーは頻繁に変わっている。