メキシコの大富豪カルロス・スリム氏が、米ニューヨーク市マンハッタンにあるビルを1億4000万ドルで取得したことがわかった。ニューヨーク・オブザーバー紙が報じた。
このビルはマンハッタン地区の5番街にある11階建てのオフィスビルで、売主はゴールドマン・サックス・グループとNYの不動産開発モイニアン・グループの合弁会社。
スリム氏は今年3月に発表された米フォーブス誌の世界の長者番付で、総資産535億ドルでビル・ゲイツ氏らを抑えて1位になった。スリム氏はニューヨーク・タイムズ社の大株主で、2009年1月に2億5000万ドルを同社に貸し付けている。