もう4月下旬だと言うのにまだシングルの外気温! こんな日はお気に入りのカフェで、誰しもマッタリしたいもの。
今日は大学の同僚にすすめられた代官山のブティックでひらかれている展覧会に寄りがてら、以前からお気に入りの八幡通りに面したこのテラス席のあるこのカフェに、眠たい目をこすりながら座っている。何しろ新学期で、白鳥の様に優雅に学生には接しながら、水面下ではバタバタとぶざまに泳ぐ一週間だったからだ。もちろんスーパーヘルシーフードのおかげで、多少睡眠時間が少なくてもからだは蝶の様に軽く、頭は氷でできた剣の様にシャープだったが……窓際の予約プレートを確認して席につく。
店内は白を基調にしたインテリアで、アクセントにダーク系のブラックウォールナット風仕上げ。壁に沿ったソファー席は、これも白いビニールレザーで張られている。照明はクール系の色温度で、ちょっと寒々しい雰囲気。冬場にお客が少なかったのは、ホットな料理がメニューに無かっただけではないだろう。このカフェはもともとグルメ系ローフード(40度以上に加熱しない凝った生野菜料理)でデビューしたが、最近は残念ながらニーズが少ないのか、メニューは2つの簡単ランチとスイーツだけになってしまった。
今日のメニューは、蕎麦の実クラッカー添えサラダプレートとアップルパフェ。もちろん全てロー(生)だ。甘味はアガベ(サボテンからとった甘味)でつけている。ほどなくして30代のOLらしき2人が、となりに座った。席の間隔はかなりタイトなので、ヒソヒソ話も耳ダンボにしなくても聞こえてしまう。「最近お腹痛くて病院行ったのよ……精密検査した方がいいって言われて、CT撮ったりいろいろして……ガンかもって言われてるんだけど……病院色々回ってさ……あなた、医者なんかいいかげんなものョ……皆、意見が違うのよ……」思わずそうです!と口をはさみたくなった。
富裕層の人ならプライベートなホームドクターの1人や2人持っていることだろう。そして何日かかけて、高度で高額な人間ドックを年に1-2回受けているかもしれない。例えばその時受けるかも知れないCTでの検査にしても、安全とは言われてはいるが、微弱な放射能で被爆する可能性もある。検査はもう一つ無視できない精神的なプレッシャーもある。検査を受け、結果を待つ時間、誰しも嫌な気分になるだろう。何か悪い所があると言われたらどうしようと心配になる。
最近は、この様な精神的ストレスから病気になる事も指摘されてきた。お金の余裕がある富裕層は、具合が悪くなるとすぐ検査や病院にかかりたがるから注意が必要だ。僕も受けたくないが、年一度健康診断を受ける。(受ける義務が教育機関にはあるようだ)
僕が選ぶクリニックだからもちろんだが、内装もデザインコンシャスで、ドクター自身も健康に気を使っている人だ。(これが稀な方で、大抵のドクターは、例の医者の不養生だ)彼がよく言うのは「この一連の検査は気休めみたいなものです。たとえデーターが良くても、1年後の保証はできません。人間のわかることには、どんなに医療機器が進歩しても限りがあります。」アー正直なドクターだなと、この言葉を聞くと妙に安心する。
<富裕層は長生き出来ない!?>の逆説的なタイトルが暗示している隠れメッセージ
その1:お金がいくらあっても、病院にはなるべく行かない方が賢明。
以前オススメしたライフスタイル革命の本にも書いてあったではないか。具合が悪くなったら、薬を飲まずに寝ていること。動物も水を飲んで横たわっているだけだと。僕の経験でも、ウォーターファースティング(水断食)で大抵のものは改善する。どうも先ほど隣に座った女性2人の会話も、病気ネタから子供の話題にシフトした様だ……カフェのラストオーダーにローチョコレート(生チョコ)もしてしまったし、お後がよろしいようなので……今日はここまでに。
ミニコラム【プロフェッサーの呟き】
ここで簡単な断食方法のヒントをお伝えしておきましょう。何も食べないのはムリ!な人には……週一日のフルーツ断食はいかがでしょう?
例えば週半ば水曜日あたりだけはご飯は一日控え、朝から夜までフルーツざんまいで1日過ごしましょう。富裕層イメージの高級フルーツと言えば、マスクメロンですが、この食べ方には注意が必要です。マスクメロンやスイカなどの水分豊富な種類は、他のフルーツと一緒に取らない方がよいと言われています。消化のスピードが超特急なので、単独に食べて他のフルーツはそれから少し時間をおいてからがいいようです。もちろん1日中高級マスクメロンざんまいもいいですネ。
ちなみに熟れたマスクメロンを1つ丸ごとブレンダーにかけて、朝ベッドで飲むと極楽気分で目覚められますヨ。