2010年最高額・68億円邸宅が米で売りに出る

 米ニュージャージー州で、今年米国で最高額となる邸宅が売りに出されている。投資家リチャード・J・カーツ氏が所有する6800万ドル(約68億円)の大邸宅で、3万平方フィートの敷地に建ち、屋内バスケットボールコートや映画館などもある。

 英デイリー・メール紙によると、「ストーン・マンション」と呼ばれるこの邸宅は5階建て。セキュリティゲートを通って敷地に入り、邸宅内には12のベッドルーム、19のバスルーム、エレベーター、3000本のワインが収納できるワインセラー、屋内バスケットボールコート、映画館、ジム、プール、11台収容できる駐車場などがある。米国でこれまでに市場に出た高額不動産リストでは、トップ10に入る。

 所有者のカーツ氏は、19世紀の鉄鋼王ヘンリー・クレイ・フリック氏の孫が所有する地所に60エーカーの土地を2005年に購入しており、現在そこに新しい邸宅を建設中。カーツ氏は「私には6人の孫がいるから、新しい家にはそれぞれの孫の部屋をつくるよ。孫の1人はバスケットボールの有名選手だから、バスケットコートは必須だ」と話している。新しい邸宅は、故アーロン・スペリング氏の1億5000万ドル(約137億5000万円)のロサンゼルスの邸宅に次ぐ、米国で2番目に高額な邸宅になると予想されている。

 経済危機以降、不動産市場は厳しい状態が続いているが、カーツ氏は「本当に良い家ならば、洗練された人にはその値打ちがわかってもらえる」と話し、6800万ドルの邸宅の売却に自信を持っているという。この価格で売買が成立すれば、今年米国で最高価格で売却された不動産となる。

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