不動産投資家「今が買い時」、57%に増加

 野村不動産アーバンネットは9日、第2回「不動産投資に関する意識調査」の調査結果を発表した。

 投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」の会員を対象としたアンケート調査で、有効回答613人のうち、投資物件の保有者は384人、非保有者は229人だった。

 調査結果によると、投資物件は「今が買い時」と答えた人が57.1%と1年前の調査に比べ5.3%増加。「間もなく買い時が来る」と合わせて約85%の投資家が現在のマーケットを「買い時」と回答した。また不動産価格は「既に、底を打っている」が41.4%と前回調査比で倍増し、底打ち感が鮮明となる結果になった。1年後の不動産価格の予測は、「上がる」が25.6%、「横ばいで推移する」が48.8%、「下がる」が25.6%だった。

 これから投資したい商品は、「不動産投資」が約7割で、続いて「株式」が約4割となった。この先の1年間で投資したい商品は、「不動産投資」が68.8%と最も多く、「株式(日本株、外国株)」が40.9%、「投資信託」が17.6%と続いた。その理由については、「不動産投資」「株式」とも「価格が底打ちしている」「割安感がある」「景気回復により価格上昇が見込める」などの回答が目立った。

 これから購入したい物件は、「区分マンション」が前回調査より10%増加し52.0%、続いて「一棟マンション」が48.9%、「アパート」が45.7%。購入したい物件予算は「1000万円未満」「1000万円~3000万円未満」の回答が増加した。

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