毎年恒例の「アジア・ラグジュアリー・トラベル・マーケット（ALTM2010）」が14日、中国・上海で開幕した。
ALTMは、英Reed Travel Exhibitions社が2007年より開催する、アジア太平洋地域の富裕層を顧客に持つ旅行会社や高級ホテルなどの出展者との商談会。仏カンヌで毎年開催されるILTM（International Luxury Travel Market）のアジア版で、毎年上海で開催されている。昨年は約300の旅行会社、約280の高級ホテルなどが参加した。
国土交通省・観光庁と京都市は2012年以降、ALTMを京都に誘致する活動に取り組んでいる。京都市が開催地になれば、京都の国際ブランド力アップや海外富裕層の誘客につながり、また海外富裕層を顧客とするバイヤーに日本の観光資源を紹介する絶好の機会になるとしている。
ALTM2010には6月14日から17日までの開催。国土交通省が中心となって展開する海外旅行者の訪日促進企画「VISIT JAPAN CAMPAIGN」も出展する。京都市門川市長は観光庁とともにALTM2010を訪れ、ALTM主催者との会談を予定している。
