ビル・ゲイツ氏とカルロス・スリム氏、2大富豪が新基金設立

 メキシコの富豪カルロス・スリム氏とマイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏が14日、メキシコと中央アメリカの貧困問題や健康問題を支援するための基金「2015 Meso-American Health Initiative」を、スペイン政府と組んで設立すると発表した。

 米フォーブス誌の世界長者番付2010年版において、スリム氏は資産535億ドル(約4兆9000億円)で1位、ゲイツ氏は530億ドル(約4兆8500億円)で2位で、世界最大の富豪2人がパートナーシップを結むことになる。

 14日にメキシコで行われた基金設立記者会見には、スリム氏とゲイツ氏、メキシコ大統領フェリペ・カルデロン氏らが出席した。基金の目的は、メキシコと中央アメリカの貧困層における栄養不良やデング熱、マラリア感染のような健康・衛生問題を解決すること。また出産時の死亡率を減少させるための医療支援やワクチン接種キャンペーンにも資金提供する。

 基金は合計1億5000万ドル(約137億円)の資金を集めることが目標で、スリム氏とゲイツ氏が各5000万ドル、残りはスペイン政府が出資する。

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