日本は「走る体力」でカメルーンに勝った

 サッカーW杯で初戦を白星で飾った日本代表。日本人がスポーツで勝てないのは、フィジカルが弱いからとよく言われるが、対カメルーン戦のデータでは日本人らしさである持久力がカメルーンに勝っていたことがわかる。

 国際サッカー連盟(FIFA)の発表データによると、日本の走行距離は109.940キロ、カメルーンが102.958キロと走行距離では日本が勝っている。もちろん、必ずしもこれでサッカーに勝てるわけではないが、チャンスを作ろうと、そして敵のチャンスを潰そうと全員が一丸となって献身的に動き回った跡がうかがえるデータだ。

 最も長い距離を走ったのはMF遠藤選手で11.264キロ、FW本田選手は11.092キロ、DF長友選手10.883キロが日本のベスト3。遠藤、本田の両選手はボールを奪ってチャンスに積極的に絡んだ。また、長友選手は相手のエースFWエトー選手とのマッチアップにも怯まず献身的に動いたことを示している。

 カメルーンのFWエトー選手は9.012キロにとどまっている。

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